今注目のデザイナーズブランドHARUNOBUMURATA(ハルノブムラタ)をご存じですか?
近年、InstagramなどのSNSでファッション感度の高い女性たちが服やバッグを投稿しているのを目にすることが多くなってきました。
この記事ではHARUNOBUMURATAについて解説していきます。
ブランドやデザイナーについて知りたい方、人気商品やどこで買えるのかを知りたい方はぜひ参考にしてください。
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目次
- HARUNOBUMURATAってどんなブランド?
- デザイナー村田晴信氏とは?
- 1988年 村田晴信 – ムラタハルノブ 東京都に生を享ける
- 2007年 エスモード東京校に入学
- 2010年 Istituto Marangoniファッションデザイン部門マスターコースに入学
- 2012年 Harunobu Murataとしてコレクション発表/John Richmondでデザイナーとして活動
- 2015年 JIL SANDERで活動
- 2018年 HARUNOBUMURATAを設立
- 2019年 秋冬コレクションを発表
- 2020年 春夏コレクション発表/ADDICTIONユニフォームデザイン/秋冬コレクションを発表
- 2021年 春夏コレクション発表/香林居の制服・館内着デザイン/秋冬コレクション発表
- 2022年 春夏コレクション発表/秋冬コレクション発表
- 2023年 春夏コレクション発表/秋冬コレクション発表
- 2024年 春夏コレクション発表/秋冬コレクション発表
- 2025年 春夏コレクション発表/新ブランドARNOスタート/秋冬コレクション発表
- HARUNOBUMURATAの人気商品は?
- HARUNOBUMURATAを着用した芸能人
- HARUNOBUMURATAはどこで買える?
- まとめ
HARUNOBUMURATAってどんなブランド?
HARUNOBUMURATA(ハルノブムラタ)は2018年にデザイナーの村田晴信氏がスタートさせたドメスティック・デザイナーズブランドです。
ブランドコンセプトは“LuxuryofSilence(ラグジュアリーオブサイレンス)”。日本発のラグジュアリーブランドとしての地位確立を目指しています。
ニュートラルな色彩をベースに、イタリアと日本の上質な素材と高いドレーピング(立体裁断)技術を用い、日本独特といえる「女性のなにげない所作にみえる美意識」を織り込んだクリーンなスタイルを得意としています。
ゆったりとした仕草や肩の力を抜いた姿勢からみえる女性の美しさを巧みに表現するデザインが評価され、国内外からの人気が高まっています。

村田晴信氏が考える“ラグジュアリーブランド”とブランドの女性像
村田さんは、確かなクオリティに加えてデザイナーと顧客とのパーソナルな繋がりが、ブランドとしてのラグジュアリーであると考えています。
アイテムが生まれた背景やブランドの経緯、そういった事柄を知ってから服を選ぶ。そんな繋がりを育むプロセスが特別体験として顧客の心に残るのではないかと。
また、ブランドが理想とする女性像の一つとして、ジブリ映画「紅の豚」のキャラクター マダム・ジーナ※1を例に挙げています。
……確かに。肩ひじ張らないゆったりとした所作、それでいて上品で、さらに嫌味じゃない色気もあって……「飛行機乗りはみんなジーナに恋をする」。気持ちに余裕のある、大人の女性。まさに、ジーナはHARUNOBUMURATAを体現していると言えるでしょう!納得。
え?ジーナをご存じない?それならぜひ「紅の豚」をご覧ください。大人になってよさのわかる作品でもありますので、昔みたけどうろ覚え…なんて方も、改めてどうぞ。

出典 スタジオジブリ
※1 「紅の豚」マダム・ジーナ
「紅の豚」は1992年に公開されたスタジオジブリ宮崎駿監督によるアニメ映画。イタリアが舞台の飛行機乗りたちの物語。賞金稼ぎポルコ(本名はマルコ、豚の見た目をしているが…)、ポルコの飛行機の修理を担当する少女フィオ、フィオに一目惚れするアメリカ人の飛行機乗りカーチス、ポルコの幼馴染みでホテル経営者・歌手のジーナ(マダム・ジーナ)が主要キャラクター。ジーナの声優は歌手の加藤登紀子。
デザイナー村田晴信氏とは?
「服をデザインするのではなく、その服を着た女性の姿をデザインしている。作ったものを身につけてもらい、その人の生活を美しくしていくことがブランドの目的。」とデザイナーの村田晴信さんは言います。
村田さんは、どんな人生を歩んできたのでしょう。デザイナー、そしてブランドの歴史を起点となる年毎にみていきましょう。

1988年
村田晴信 – ムラタハルノブ 東京都に生を享ける
村田さんは1988年生まれ。和服を作っていた祖母の影響で、幼い頃から洋服作りやミシンのある環境には慣れていたそうです。
中学は私服で通う学校で、服が自分や周りに与える影響を意識始めたのはこのころだったとか。仲が良かったのでしょう、お姉さんに服の相談をしたり、(お姉さんの)ファッション雑誌や少女漫画からヒントを得ていた村田少年は、高校生になると服を作るようになっていきます。(村田さんは制服のある学校に通ったことがないそうです)
高校時代は服好きな友人にも恵まれ、文化祭でファッションショーをしたり、独学でドレスの作成を行っていました。卒業後は海外での活動を視野に入れ、パリに本校を構えるエスモード東京校※2に入学します。

出典 エスモード ジャポン
※2 エスモード東京校
エスモード ジャポン(エスモード東京校)は東京・恵比寿にある服飾学校専門学校。ESMOD(エスモード)はパリに創設された世界で最も古いファッション専門校で、世界13か国に19校を運営している。東京校でも指導する講師は外国人。
2007年
エスモード東京校に入学
超ストイックにとにかく課題に全力だったエスモード学生時代の村田さん、急病で自宅療養中にも課題制作の手を止めなかったといいます。その甲斐あって最高評価をもらったことは特に印象に残っているそうです。
卒業後はイタリアに渡ることを決めていましたが、渡伊までの短い期間、一度PR会社でインターンを経験しています。ファッションブランドのPRを得意としているsteady study(ステディ スタディ)※3です。
※3 PR会社 steady study
2000年に吉田瑞代氏が設立したファッションやライフスタイルブランドのPR代行会社。
SAINT LAURENT(サンローラン)やDIOR HOMME(ディオールオム)、MONCLER(モンクレール)、CHLOE(クロエ)などを手掛けてきた。現在はPR代理店大手のサニーサイドアップを有する親会社サニーサイドアップグループ の傘下。
時間は限られていましたが、ビジネスもブランドの一部と考えていた村田さんは、作ったものをどう伝えていくか「ブランドの伝え方」を学ぶためにPR会社での経験を求めたのでしょうね。
この頃からすでに自身のブランド立ち上げ後をリアルに考え、実践していたわけです。平伏!!
その後渡伊し、ファッション・デザインの名門 Istituto Marangoni(イスティトゥート・マランゴーニ/マランゴーニ学院)※4ミラノキャンパスに入学します。
※4 Istituto Marangoni(イスティトゥート・マランゴーニ/マランゴーニ学院)
1935年、イタリア・ミラノで創立されたデザイン業界における最高峰学校の1つ。ミラノ、パリ、ロンドン、上海など世界各地にある8つのキャンパスで約4000人が学んでいる。
著名な卒業生にはDolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)のDomenico Dolce(ドメニコ・ドルチェ)やMAURIZIO PECORARO(マウリツィオ・ペコラーロ)など多数。
2010年
イタリアに渡り、Istituto Marangoni(イスティトゥート・マランゴーニ/マランゴーニ学院)のファッションデザイン部門マスターコースに入学
在学中には国際的なファッションコンテストDINARD INTERNATIONAL FASHION FESTIVAL(ディナール国際モードフェスティバル)にてパリ市長賞を受賞したり、歴史的建造物Palais Royal(パレ ロワイヤル)のギャラリー(Gallery Joyce)にてインスタレーション(展示空間を使った作品)を行い、精力的に活動します。この様子はVOGUE ITALIAでも取り上げられ、注目を集めました。
華々しい活躍をみせ、マランゴーニ学院のマスターコース※5を修了。本格的にデザイナーとして働き始めます。

出典 Istituto Marangoni
※5 マランゴーニ学院のファッションデザイン部門マスター(修士課程)コース
大学・専門学校などですでにデザインを学んでいる方が受講対象のコース。企業やブランドとの共同授業など、専門的な知識を深める内容になっており、就職サポートも受けることができる。2023年度の受講期間は10か月で、2月または10月からのスタート、英語またはイタリア語での受講が選択可能。詳細はマランゴーニ学院 日本公式プロモーター にて
2012年
ミラノファッションウィークにてHarunobu Murata(ハルノブ ムラタ)としてコレクションを発表
イタリアブランドJohn Richmond(ジョンリッチモンド)でデザイナーとして活動
Camera Nazionale della Moda Italiana(ミラノファッションウィークを運営するイタリアファッション協会)主催の若手発掘コンペ Next Generation(ネクストジェネレーション)に応募し、一次審査通過は90人、さらに選考を経て残った4人の1人が村田さんです。このコンペに勝ち残った日本人は、村田さんが初めて!この時、若干23歳です。
Next Generationの受賞者は、ミラノファッションウィークでコレクションを発表する権利だけでなく、イタリアファッション協会の優秀なコンサルタントによるサポートをコレクション発表まで受けることができます。
ここで発表されたHarunobu Murataは現ブランドの前身となるコレクションです。コレクションのテーマは静謐(せいひつ)。

2012AW 真ん中はコレクションに登場した村田さん 出典 fashionpress
その後、デザイナーとしてJohn Richmondに入社。ここでは少数精鋭のチームの中、直接的に創業者のリッチモンド氏と仕事をすることができたそうです。2年ほど働いたのち、さらなる経験を求めてブランドの面接を受け始めます。
2015年
JIL SANDER(ジルサンダー)のwomen’sデザインチームで活動
メンズのデザイナーをしていた知り合いが退社する際、村田さんを後任に推薦してくれたそうです。
ウィメンズデザイナーの村田さんですが、「JIL SANDERならばメンズでもデザインチームに入りたい!」と思い面接に臨みます。ところが、面接官の慧眼によりウィメンズのデザインチーム入りを歓迎されたのです。う~ん、一流の見る目は一流ですね。
入社当時のデザイナーはロドルフォ パリアルンガ(2015年春夏コレクション~2017年秋冬コレクション)。ルーシー・メイヤー、ルーク・メイヤー夫妻がデザイナーとなってからの2018年春夏コレクションまでJIL SANDERのデザインチームで活躍しました。
村田さんはメイヤー夫妻をとても尊敬しているようで、理想のリーダー像であり、デザインはもちろん周りへのリスペクトを忘れない温かな人間性を学んだと言います。JIL SANDERに所属するデザイナーたちとの切磋琢磨の中“美しい瞬間”を捉える感覚を磨いていきました。
もとより「30歳になったら自身のブランドを立ち上げる」ことを目標にデザイナーの経験を積んできた村田さん、JIL SANDERで働く最後の1年ほど(2017年頃/村田さん29歳)は仕事を終えると、事業計画書を作ることに没頭したそうです。
事業内容はもちろん、売上やコストの計算なども繊維業界のデータを参照し、詳細にまとめあげました。そして、このころに「日本発のラグジュアリーブランドとしての地位確立を目指す」目標も設定されます。
完成した事業計画書を胸に、計画通り30歳を迎える2018年に、村田さんは日本へ帰国します。
2018年
帰国、東京を拠点にHARUNOBUMURATAを設立
ここまでで、だいぶ村田さんの“ますっぐ”な人となりがわかる気がします。
きちんと計画し、きちんと実行する。
文字にすれば至極かんたんですが、誰もができることではありませんよね。
2000年初頭に、たまたま目にしたDIOR(ディオール)のコレクションに衝撃を受けてから(当時のデザイナーはJohnGalliano/ジョン・ガリアーノ/1996年~2011年)約15年、村田さんは人生において、頭と身体を無駄なく使い、目標に突き進んできたのでしょうね。
2019年
2月22日ミラノファッションウィークにて2019年秋冬コレクションを発表

2019AW 出典 fashionpress
デビューコレクションは、“姿勢”にフォーカスしており、Achille Castiglioni※6のランプが光で空間をデザインするように、着る人の姿勢や感覚がデザインのインスピレーションになったといいます。

アルコランプ 出典 カッシーナ・イクスシー
※6 Achille Castiglioni (アッキーレ・カスティリオーニ)
イタリアの建築家・デザイナー(1918年~2002年)。実兄のLivio Castiglioni(リビオ・カスティリオーニ)、PieroGiacomo Castiglioni(ピエール・ジャコモ・カスティリオーニ)とともデザイン業界で活躍。後年Livioは独立、いわゆるカスティリオーニ兄弟とはAchilleとPieroGiacomoの2人を指している。
代表作は1962年に兄弟で発表したアルコランプ。大理石のベースから美しい曲線(アルコ=アーチ)を描くステンレスポールに丸みのあるランプシェードが付いた、天井から吊るさない照明器具。ランプシェードの上部にも穴が開いているのでそこから天井に映る光のドット模様が作り出されたり、外側のシェードを動かして光の方向を調整することができ、空間の立体的な光の演出が可能。
そしてブランド名はデビューコレクションのHarunobu Murataから、HARUNOBUMURATAへ。
見目は違いますが自身の名前をブランド名とすることに変わりはありません。そこには、HARUNOBUMURATAが顧客にとって「対ブランド」でなく、「対人」でありたいと願うから。製品についてやブランドの背景などを自ら伝え、顧客とのつながりを作っていくこと、その体験までのすべてをブランドHARUNOBUMURATAで表現したいと村田さんは考えています。
後述しますが、展示会場などでデザイナーの村田さん自身がフィッテイング・着丈などの調整を行うサービスなども行っており、“HARUNOBUMURATAを体験”した顧客は会いに行けるデザイナー村田さんへの満足度もとても高いようです。実際に会って話をし、サイズや着方のアドバイスを受け、フィッティング中に写真に写りこんでくれたり、と意外にお茶目な村田さんの人柄を知ることもできます。
2020年
春夏コレクション発表
コスメブランドADDICTIONのユニフォームをデザイン
ミラノファッションウィークにて2回目となる秋冬コレクションを発表

2020SS 出典 HARUNOBUMURATA
株式会社コーセーのADDICTION(アディクション)が実施した新ユニフォームの企画・デザインコンペに参加し、ユニフォームデザインを担当しました。
カラーはホワイトからブラックに一新!首元のロゴベルトや特注ボタン、カッティングなどデザイン性はもちろん、付着したラメが取れやすい素材で作られるなど機能面にも優れ、着ると仕事の「スイッチが入る」ユニフォームに仕上がったといいます。村田さんが体験してきた、コレクションにおいてバックステージで奮闘するプロフェッショナル達からインスピレーションを受け、所作を美しく引き立てることを意識したデザインになっています。

2020年秋冬コレクションのインスピレーションは若手陶芸家の瀬川辰馬(せがわ たつま/村田さんと同じ1988年生まれ)氏の作品から。瀬川さんが得意とする金属や陶器の質感による“静謐な美”の表現をテキスタイルやデティールに落とし込みました。ちなみに、LOOKの撮影ではこのコレクションのために瀬川さんが特別製作したアクセサリーが使用されました。

左 2020AW LOOK写真/右 瀬川辰馬作品
……ん?静謐…?そう、村田さんが2012年にHarunobu Murataとしてコレクションを発表した時のテーマです!同い年といい、共通する美意識といい、お2人の間にはかなり通じるものがありそうですね!

2020AW 出典 HARUNOBUMURATA
東京をベースに、つぎに注目すべき日本のファッション、カルチャーを発信するクリエイティブプラットフォームであるファッション&カルチャーメディア QUI(クイ)には、HARUNOBUMURATA が創る、クリーンでミニマルな女性像が掲載されました。モデルの女性2人は村田さんのご友人とのこと。

QUI / HARUNOBUMURATA が創る、クリーンでミニマルな女性像。
2021年
春夏コレクション発表
金沢のブティックホテル香林居※7の制服・館内着をデザイン
秋冬コレクション発表

2021SS 出典 HARUNOBUMURATA

出典 香林居
※7 香林居(コウリンキョ)
2021年10月1日にオープンした蒸溜所併設のホテル。ホテルのコンセプトは「新しい金沢時間を処方する」。
九谷焼やガラス食器、漆器などの工芸品を100年以上扱ってきた歴史あるギャラリー眞美堂(シンビドウ)のビルをリノベーションした、地上10階地下1階建て。もとの建築にある特徴的な意匠のアーチをモチーフにした内装と空間演出が魅力的な施設。館内1階には白山の水と森林素材を使用した蒸溜設備を併設。精製した芳香蒸溜水はサウナやロウリュで楽しむことができる。また、芳香蒸溜水の購入も可能。

2021AW 出典 HARUNOBUMURATA
2021秋冬コレクションのインスピレーションは1930年代に実際に活躍した女性レーシングドライバーLucy o’reilly Schell※8なんだそう。この方も、強く美しいブランドの女性像に合致します。

※8 Lucy Schell(ルーシー・シェル)
フランス生まれの女性レーシングドライバー。1936年自身でグランプリチームを立ち上げた。結婚前の名前はLucy o’reilly(ルーシー・オライリー)。
2022年
春夏コレクション発表
秋冬コレクション発表


2022SS/2022AW 出典 HARUNOBUMURATA
2022年は春夏・秋冬のシーズンをまたいで、“世界で最も偉大なアマチュア写真家”といわれるJacques Henri Lartigue※9の作品からインスピレーションを受けてコレクションを作成しています。Lartigueの写真から伝わる、躍動感のある生き生きとした表情や最新モードに身を包んだ女性たちを切り取ったのでしょうか。

※9 Jacques Henri Lartigue(ジャック=アンリ・ラルティーグ)
1894年生まれのフランスのアマチュア写真家。本業は画家。裕福な家庭に生まれ、8歳の時に父から送られたカメラを手に、92歳でなくなるまで自由気ままに写真を撮り続けた。
1963年のニューヨーク近代美術館で開催した回顧展から、写真家として注目を浴びはじめ、世界にその名を知られようになっていく。1979年には全作品をフランス政府に寄贈した。
前年2021年にオープンし、村田さんがデザインを手がけた金沢のブティックホテル香林居の館内着が、1周年記念に受注販売されました。
SNSでも、「外に着ていきたいくらい素敵だった!」と販売を望む声もきかれたので、待ち望んでいた方も少なくなかったのでしょうね。

2023年
春夏コレクション発表
秋冬コレクション発表

2023SS 出典 HARUNOBUMURATA
2023春夏は、現代美術家/写真家MONA KUHNの写真にインスピレーションを受けたコレクションです。
MONA KUHN(モナ・クーン)は、人間の精神的な繋がりや連帯をテーマにしているブラジル出身の女性写真家。過去にはボッテガヴェネタ、シャネル、ディオールとのコラボレーションを手掛けるなど、ファッションシーンでも活躍しています。

出典 MONA KUHN

2023AW 出典 HARUNOBUMURATA
2023秋冬は高輪貴賓館で行われた、Jerry Schatzbergの写真集『WOMEN THEN』にインスピレーションを受けたコレクション。マスキュリンなパンツスーツやアウターウェアなど、ハルノブムラタ流のエレガンスが展開されました。
Jerry Schatzberg(ジェリー・シャッツバーグ)は監督第3作目の『スケアクロウ』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した映画監督・脚本家。映画監督になる前には、ボブ・ディランやローリング・ストーンズのアルバムジャケットの撮影や雑誌ヴォーグなどで活躍する写真家でした。
2024年
春夏コレクション発表
秋冬コレクション発表

2024SS 出典 HARUNOBUMURATA
2024春夏コレクションは「親密な日常のポートレート」をテーマに東京国立博物館法隆寺宝物館で発表されました。
1960~70年代の社交界を映したスリムアーロンズの写真(SLIM AARONS Official)と、映画『君の名前で僕を呼んで』(2018年公開)にインスピレーションを受けたコレクションです。儚く、切なくも美しい夏のバカンスを背景に、夕焼けの赤や海にようなブルーのグラデーションが印象的です。
筆者も映画『君の名前で僕を呼んで』の美しさには心底やられましたよ…青年2人のひと夏の恋物語なのですが、諸々苦手でない方はぜひに。

2024AW 出典 HARUNOBUMURATA
2024秋冬は明治神宮前JINGで行われた、August Sanderの写真「舞踏会に向かう三人の農夫」にインスピレーションを受けたコレクションです。
着慣れないスーツに身を包んだ農夫たちの装いをボリューミーなコートに反映、オーバーサイズシルエットや重厚感と裏腹な流動的なゆらめきで表現しています。ボアやニットウェアも豊富に展開したコレクションとなりました。
August Sander(アウグスト・ザンダー)はドイツのポートレート写真家。彼の作品は社会の多様性を捉えた重要なポートレートであり、20世紀初頭におけるドキュメンタリー写真の先駆者的存在。

出典 IMA
2025年
春夏コレクション発表
HARUNOBUMURATAの美意識や価値観から生まれた新ブランドARNOスタート
秋冬コレクション発表

2025SS 出典 HARUNOBUMURATA
2025春夏は彫刻家Constantin Brancusiにインスピレーションを受けたコレクション。
Constantin Brancusi(コンスタンティン・ブランクーシ)はルーマニア出身の20世紀を代表する独創的な彫刻家です。本質の可視化に挑んだ抽象的なフォルム作品が特徴。

2025年4月にはデザイナー村田晴信による新たなブランド、ARNOがローンチされました。
ARNOはHARUNOBUMURATAの美意識や価値観から生まれたエッセンシャルなコレクションで、デビューコレクションは「白いシャツ」にフォーカスされた全8型。その後、人気アイテム3型にブラックが加わっています。
ARNO Official Site

ARNO instagram arno.essential

2025AW 出典 HARUNOBUMURATA
2025秋冬コレクションはDorothy Levittの生き方に着想を得て、自由と速度がもたらすエレガンスとラグジュアリーの可能性を追い求め、彼女の大胆かつ優雅な生き方を「エレガンスの原型」と捉え、静と動のコントラストを体現しました。
Dorothy Levitt(ドロシー・レビット)は「地球上で最速の少女」と呼ばれ、20世紀初頭に活躍した英国初の女性レーシングドライバー。それまでには自動車を運転するのは男性とされていたなか、女性が運転するための指南書およびいかにエレガントに振舞うかを示した人物。2022年には女性だけのクラシックカー・コンクールであるレビット・コンクールが開催されています。

クリーンでミニマルな女性像を叶えるHARUNOBUMURATAのウェアアイテム。
シーズン毎に発表される型数は多くありませんが、いくつか人気のアイテムを紹介したいと思います。
ちなみに、各アイテムには英語圏の女性名のようなモデル名が付けられています。
モデル名については モデル名とシーズンの関係性 を参照ください。
HARUNOBUMURATAの人気商品は?
ELIANA(エリアナ) – ROUND SHAPED VOLUME DRESS

はじめて登場したのは2021AWコレクション。美しさと機能性の対比をテーマに流れるような曲線美を追求した立体的なフォルムが特徴のドレスです。
ハリのある生地、袖をまくって着たときのシルエットが美しくなるよう想定したスリーブデザインや襟元の大きなメタルボタンが印象的です。1枚で、さらっと着こなしたい!
GWEN(グウェン) – LIGHTWEIGHT WOOL OVERSIZED SHIRT

上質なウールシアー素材を使って作られたオーバーサイズシルエットのスタンドカラーシャツ。ハリ感と透明感のある生地を使い、胸元のデザインと大きなカフス、不自然なほどに大きなシルエットが特徴的です。モードな男性にもおすすめしたいアイテム。
GARWIN(ガーウィン) – SQUARE TOE GATHERED LEATHER SHOES

2022AWでブランド初のシューズコレクションが登場。柔らかなカウレザーを使い、爪先から履き口のギャザーデティールがデザインとフィット感を高めます。メタルパーツの付いたアンクルストラップは取り外しも可能で、アレンジの幅も広がります。
ヒール高は2.5㎝ほど。ローヒールのほうが、色気を感じるように思うんですけど……どうですか?
DANIELLA(ダニエラ) – TWISTED OPEN BACK DRAPE DRESS

NOTTEコレクションにて初登場したエッセンシャルなブラックドレス。
ツイストしたドレープによってヘルシーな肌見せが叶うこちらのドレスは、イタリア製のバックサテン生地を使用して作られており、光の反射によってさまざまな表情を楽しむことができます。
素材の良さや個性的なカッティングが、HARUNOBUMURATAらしい1枚。
NOTTEコレクションについては、次に説明していきますね。
セミオーダープロジェクト“NOTTE”
セミオーダープロジェクト“NOTTE”は、ラインナップの黒のドレスから、デザイナーの村田さんが、直接フィッティングし、着丈などのバランス調整を行ってくれるサービスで、「体験する現代のクチュール」をテーマに顧客とのパーソナルなコミュニケーションの場としています。
全5型からなるドレスのコレクションから1つ選び、着る方が最も美しく見えるよう細かな調整を加えて完成します。同じ型のドレスでも、この調整によって表情がガラリと変わりますので、完成したオリジナルドレスはまさに特別な1着と言えるでしょう。
NOTTEは不定期に開催され、オーダーしたドレスは約4ヶ月ほどで届けられるそうです。
ぜひ、HARUNOBUMURATAで「自分だけの特別なドレス」を。
モデル名とシーズンの関係性
ELIANA(エリアナ)やANASTASIA(アナスタシア)、DANIELLA(ダニエラ)など、響きも美しい名前のアイテムたち。
実は、この名前には法則があります。
シーズン毎に使う頭文字のアルファベットを決めてあるのです。
ファーストシーズン(2019AW)=A から、アルファベットが一つずつ進んでいきます。
つまり、どのシーズンにはじめて作られたモデルかが名前をみるとわかるということですね。
定番アイテムなどを知る豆知識としてぜひ覚えておいてください。
A →2019AW 例:ANASTASIA
B →2020SS 例:BRIDGETT
C →2020AW 例:CHRISTINA
D →2021SS 例:DANIELLA
E →2021AW 例:ELIANA
F →2022SS 例:FRANCIS
G →2022AW 例:GWEN
H →2023SS 例:HARU
I →2023AW 例:INES
J→2024SS 例:JULIAN
K→2024AW 例:KAMARI
L→2025SS 例:HAYES
M→2025AW 例:MERCY
HARUNOBUMURATAを着用した芸能人
ハルノブムラタは気鋭のドメスティックブランドとして、芸能界でも浸透していて、女優さんのテレビ番組出演時の衣装などでもその姿をよーく見かけます。

例えば内田理央さんや佐々木希さん、高畑充希さん……それにタレントの紗栄子さんが自身のYouTubeで着用していたり、三吉彩花さんや横田真悠さんなどのInstagramでも投稿に登場しています。

芸能人の着用率も今後さらに高くなっていきそうな気配です…!
HARUNOBUMURATAはどこで買える?
HARUNOBUMURATA Online shopのほか、ISETAN SALONEやTHE TOKYOをはじめ一部セレクトショップにて商品が展開されていますが、まだまだ販売店舗が少ないため、実物を店頭で選ぶことが難しい方も多いかもしれません。
しか~し!シーズン毎に展示会(受注会)を伊勢丹やTHE TOKYOで開催していて、さらに会場でデザイナーの村田さんが直接フィッティングなどをしてくださることも…!!
三越伊勢丹などでPOP UPを開催することがありますので、公式情報をマメにチェックですよ。
2025年春には、元麻布に予約制のプライベートブティックをオープンしました。
各回1組ずつの案内なので、ゆったりとHARUNOBUMURATAの世界観を楽しむことができます。
申込は公式サイトから1ヶ月先までの予約が可能です。
HARUNOBUMURATA BOUTIQUE – 来店予約フォーム

展示会や公式情報はブランドのInstagram公式アカウントで入手しましょう。
公式アカウントの初投稿は2018年9月29日。LOOKのほか、コレクションの舞台裏を垣間見せるような投稿を主としていました。筆者の主観では2022年頃からSNS展開が強化されて、投稿数もグッと増えたなぁと感じます。
2023年はじめに1.8万人だったフォロワーは、2026年には4.3万人と、2.5万人増……!着実にジャパンラグジュアリーブランドとしての地位を確立し、人気の高まりを実感しますね~。


instagram harunobumurata
ほかに、新商品の入荷情報などはTHE TOKYOのアカウントをチェックするのがおすすめです。
THE TOKYO(ザ トウキョウ)は「日本発を世界に発信する」を掲げるTOKYO BASEが手掛ける、洗練された大人のためのセレクトショップ。

THE TOKYO instagram thetokyo_women
THE TOKYO別注アイテム 人気ドレスELIANAのブラック×金ボタン入荷の投稿を見たときはテンションあがった方が多かったはず。別注万歳!
オンラインでのお買い物はまず▽のストアをチェックです。
余談ですが、実はデザイナーの村田さん、以前は「SNS疲れた……」と運用にはあまり積極的でなく、あまりグイグイ宣伝していくスタイルではないのかもしれません。う~ん、今っぽい。
ちなみに、村田さんのInstagramアカウントでは ブランド情報に加え、村田さん自身の親しみやすい投稿もチラホラ。ちょっとお茶目な人となりを覗けるかも?
※X(旧Twitter)では2022年4月以降は更新なし、アカウントはすでに削除されています。

instagram harunobumurata1007

Twitter @harunobumurata
まとめ
ラグジュアリーでエフォートレスな、大人の女性を美しく魅せるHARUNOBUMURATA。確かな品質と圧倒的なセンスで“日本が誇るラグジュアリーブランド”として広く知られる日も遠くないように感じます。
最新コレクションのショーもかなり素敵だったので、ますます目が離せなくなりそうですね!

私たちセブンヨークファミリアはHARUNOBUMURATAのお買取りをしています。
高く評価させていただきますので、お使いにならないアイテムがありましたらお気軽にLINE査定をお試してください。










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