Mame Kurogouchiのアイコンバッグ
Mame Kurogouchi(マメクロゴウチ)のアイコンともいえる
PVC素材のクラッチバッグ。私も大好きです。
驚くほど繊細な細工がチープな素材と相まって、類を見ない存在感。
職人さんの手仕事ということもあり、真似の出来ない逸品です。
近年はチェーンバッグも仲間入りして、ますます大人気に。
むしろ最近ではチェーンタイプの方が定番でしょうか。
シーズン毎にデザインも増えて、シーズンカラーが追加されることもあるので要チェックですね。
まずは素材の特徴についてお話します。
PVCとは
PVCとはポリ塩化ビニル(塩化ビニール、塩ビ)のこと。
合成樹脂の一種で、非常に軽く、耐久性・耐薬品性・耐食性に優れ、
電気を通さず、摩擦に強い…などなど、プラスチック素材の中でも特に優れており、
安価であることから、幅広い用途に使用されている素材です。
PVC素材の劣化やお手入れ方法とは
扱いやすいPVC素材ですが、長く使い続けると劣化することもあります。
劣化防止や汚れの対応についてお話します。
極端な温度差に弱いところがあり、5℃以下の環境下では割れやすくなるので、
強い力をかけないように気を付けましょう。
また、65~85℃の熱を当て続けると柔らかくなり、伸びや反りが起こる可能性があります。
夏の暑い時季は太陽光に特に注意してください!
熱だけでなく、紫外線はPVCの表面を酸化させ、白く変色させます。
クリアのお色は特徴的な透明感が曇ります…泣
保管の時も直射日光が当たらないよう不織布など柔らかい布にくるんでおくとよいでしょう。
型崩れとビニールのくっつきを防ぐために、布や紙を挟んでおくのも◎
バッグに汚れが付いてしまったときは、優しく水拭きしましょう。
PVCは水に強い素材なので、柔らかい布に水分を含ませてから絞り汚れをぬぐいます。
表面に水滴の跡が残らないよう、水分はしっかり拭きとってくださいね。
食べ物など油分を含む汚れの時は、食器洗いなどの中性洗剤を薄めて使います。
※拭き取りお手入れの注意※
・跡にならないよう水分を残さない
・溶ける可能性があるためシンナーやベンゼンなど芳香族炭化水素を使用しない
バッグの修理について
基本的に丈夫な素材のPVCバッグですが、
細工が繊細なだけに壊れたらどうしよう…そんな心配も多いもの。
本体が切れてしまった場合は難しいかと思われますが、
ワイヤー切れやビーズ・チェーン部分の部品の破損などの場合には
メーカーでお修理してくださいますので、どうぞご安心を。
アフターケアもしていただけると、より長く、大切に使えますね。
修理についてのお問い合わせは公式サイトMame Kurogouchiへ。