靴でないなら何を履く?“関づか”で選ぶ日本の“履物”

ブーツ、スニーカー、レザーシューズ、パンプスにサンダル……靴はお好きですか?
今日の足元、なに履いてますか?

はじめて“履物 関づか”を知ったのは2022AWシーズン、Mame Kurogouchiとのコラボレーションでした。
マメのドレスの足元といえば、マルジェラのTabiブーツが鉄板中の鉄板。だけどランウェイに現れたその斬新なフットウェアに、私は魅了されたのです。
「レザーの足袋に草履だと⁉なんだこれ……いいじゃん‼」

Mame Kurogouchi/2022FW COLLECTION

とはいえこのシーズンに商品化されたのはLOOK写真左のレザータイプではなく、右のVelvet Zori(ベルベットゾウリ)とVelvet Tabi(ベルベットタビ)だったのだけれど……。
もちろんこれはこれで、苔の湿度を感じるような光沢のベルベットがシーズンテーマの「Land」らしくて素敵なんですよ?ちなみに、Velvet Zoriは完全予約制のパーソナルオーダー品(しかも予約から抽選制‼)。2020年にオープンした直営店の羽根木で開かれたイベントでしか入手できなかった。この2日間のオーダー会は黒河内さん・関塚が一人一人に商品の説明や採寸・フィッティング調整などを行ってくれる、コアなファンも大満足のイベントだったのではないでしょうか。

2022AW Mame Kurogouchi/Hakimono Sekizuka Velvet Zori(¥147,400/税込み) Velvet Tabi(¥61,600/税込み)

翌2023SSシーズンには待望のレザー草履、ライトソールサンダルがマメの商品ラインナップに登場!スニーカーっぽいライトソールで履きやすいし、しかもソールデザイン可愛くない?いやいや履いたら削れちゃうんですけどね。買うときのテンション的には大事でしょ。
マメとのコラボ品ではないけれど、この草履サンダルに関づかさんのレザー足袋tanhiを履くわけですよ。よい。実によい。
当店でもお買取りさせていただいた当時大変盛り上がりました。箱も扇センスいいなぁ。

2023SS Mame Kurogouchi/Hakimono Sekizuka Light Sole Sandals(¥42,900/税込み)

履物関づか tanhi(¥36,300/税込み)

ちなみに、コラボアイテムのソックスはニット足袋。こっちはこっちで編み上げデティールがめちゃくちゃ可愛い~。甘めに行くならコレですわよ。

2023SS Mame Kurogouchi/Hakimono Sekizuka Knitted Tabi Socks(¥38,500/税込み)

2025AWシーズンにもMame Kurogouchiのコレクションに登場した履物。商品化に期待しつつ、この機会に“履物 関づか”のことを紹介したいなと思いこのコラムを書いています。「履物」に興味を持たれましたら、ぜひ。

履物 関づか とは?

和装のためのものと限定しない、『靴ではない日本の履物』を創り出す履物店。
下駄や草履、サンダル、足袋、ソックスなど洗練された履物が、確かな手仕事により生み出される。
あらゆる履物をデザイン、製作、販売し、草履に関しては修理も行っているのは店主の関塚真司(せきづかしんじ)氏。1982年生まれ、新潟県出身。履物関づかのデザイナーであり、鼻緒を挿げる職人である。
フランスの老舗シューズブランド、パラブーツでの営業・販売を経て、ある時百貨店の催事場で出会った草履の美しさに心惹かれる。縁とは不思議なものなのだ、26歳のときに祇園の履物店で職人として働き始め、気が付けば10年修行し、番頭も務めた。そして2020年の春、39歳で独立し『履物関づか・岩倉AA 』をオープンした。場所は、京都の岩倉。
履物関づか 岩倉AA Online Store
履物関づか Instagram hakimono_sekizuka
店主・関塚さん Instagram aa_sekizuka

関づかの素材へのこだわりや、手仕事についてはこちらの記事がおすすめ<銀座もとじ 「履物 関づか」の草履は何が違う?5つのおすすめポイント

岩倉AA(いわくらああ)

履物 関づかと空間を同じくガラスを隔てたギャラリーショップ。国内外問わず、様々なアイテムやイベントを独自の視点で集め、ファッションアイテムや器などインテリアも扱うほか、展示会なども開催されている。ARTS&SCIENCEやamachi.、MALU、CHACOLIなど、セレクト基準は「長く使えるいいもの」。
岩倉AA Instagram iwakura_aa

BYYO(びょう)

2023年秋、関塚氏により立ち上げられたバッグブランド。履物同様、多様な文化との調和、使い手に永く寄り添えるプロダクトを芯に置き、新しい装いを提案する。
ファーストコレクションは4型

WEBサイト BYYO
WAKOさんには別注カラー有!
WAKO 公式オンラインブティック
BYYO Instagram byyo_jp

履物はどこで買える?

「履物関づか」

関づかの履物はどこで買えるのかというと、京都の中心部から車で30分ほど山間部へ向かうと、坂の上に見えてくる、木造倉庫を改装した工房兼ショップです。
鳥の囀りや雨の音、BGMを自然にまかせて静かにたたずむ店舗は、開店年に日本空間デザイン賞にも入選しました。
〒606-0024 京都市左京区岩倉花園町642-19
13:00-18:00 open/水曜日定休

店舗の様子はこちらの記事がおすすめ<朝日新聞 自由でハイブリッドな「日本の履物」を提案する「履物関づか/岩倉AA」

オンラインストア

公式オンラインストア
履物関づか 岩倉AA Online Store
下記ショップもおすすめ。ほかにもセレクトショップ等卸先あり。
銀座もとじオンラインショップ
kink online shop

Mame Kurogouchi × 履物 関づか 2025

関塚氏はマメのデザイナー黒河内氏に対し、和の要素のものへの落とし込み方が近く、同じ時代にモノ作りをしていることが運命だと感じたという。マメには、自身の履物で完成する服がたくさんあったと。
「かたち」をテーマとしたMame Kurogouchi 2025秋冬コレクションでも気になる足元。
マメらしい草花刺繍入りの履物……商品化はある?期待して待っているのは、きっと私だけではないはずですよ~!
みなさまも足元の選択肢として「日本の履物」ひとつ、いかがでしょうか。

 
 
 
 
 
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