服について、もう少し。

第1回|服の魅力は知名度では測れない 

私たちが新しいブランドを知るきっかけは、お客様からのお問い合わせから
ということも少なくありません。

「このブランドは取り扱っていますか?」

LINE査定でいただく、そんなお問い合わせ。

お客様が選ばれた一着をきっかけに、それまで接点のなかったブランドについて調べることがあります。

その成り立ちやものづくりを辿っていくのも、この仕事の面白さのひとつです。

なかには、素材も仕立てもよく、デザインにも惹かれるのに
中古市場ではほとんど知られていないブランドもあります

まだ立ち上げて日が浅く知られていない
取扱い店舗が少ない

二次流通では、服そのものの魅力だけで買取価格を決めることはできません。

次にその服を選んでくださる方がいるかどうか。

ブランドの知名度や人気、これまでの販売実績
どうしても外せない判断材料になってしまうことから
服としての魅力を感じながらも、それを十分にお買取り価格へ反映できず、歯がゆく思うこともあります。

一方で、ブランドの背景を調べていると、思いがけない発見があります。

・ファッションを専門的に学んだデザイナーが、長い時間をかけて磨き積み上げてきたもの

・着る人の立ち位置から「こんな服が欲しい」という思いから始まったブランド

・素材の生産地に足を運び、つくり手との関係を築くことから生まれた服

服づくりの出発点も、そこに至る道筋も、実にさまざまです。

以前、このコラムでは衣料ロスを減らすための受注販売について取り上げました。
服をつくる方法も、届ける方法も、時代とともに変わっています。

(コラム)衣料ロスと受注販売について

最近は、素材の選び方やブランドを立ち上げた人たちの経歴にも、興味が広がっています

なぜ、その素材を選んだのか

どんな背景から、そのブランドが生まれたのか

調べてみると、服そのものを眺めているだけではわからない話が、いくつも出てきます。
そんな服やブランドの背景を、少しずつ紹介していきたいと思います。

ブランドの成り立ちを辿っていくと、素材の選び方や、服づくりを支える技術にも興味が向かいます。よく知るブランドでも、ものづくりの背景を辿ると、思いがけない発見があります。

次は、そんな素材と技術の世界を覗いてみたいと思います。

第2回|服の表情をつくる、素材と技術

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